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NO.3 ドミナント戦略

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ドミナント戦略とは、特定の地域内に集中的にチェーン店舗を出店する経営戦略です。コンビニやチェーン展開する飲食店等、数々の企業が基本としている戦略ではないのでしょうか。ドミナント戦略を語るうえで欠かせない企業がウォルマートであり、ウォルマートの事例で紹介していきます。

1950年代アメリカでは人口増加、郊外住居・自動車の普及、絶えず流入した移民の低所得者層など様々な購買動機と経済的環境からディスカウントストアの発展が進んだ。

ディスカウントストア事業の将来性に注目した様々な企業による参入が行われました。大手企業はディスカウントストア事業の生命線ともいえる在庫回転率を高める狙いから,多くの顧客が期待できる大都市の周辺部を商圏として設定し展開していきました。

1962年にオープンしたウォルマートは大手企業と競争を避ける為、小さな町を対象に出店を続け、EDLP(Everyday Low Price)を掲げて小さな町での競争を勝ち取っていった。

ウォルマートの経営陣は,小売企業の成長が店舗に商品を供給する物流能力に依存していることを理解するようになり、毎日安く売っても利益の得られる仕組みを確立できるよう以下の戦略を展開していきました。

・出店戦略を物流センター設置とセットにし、そのセンターがカバーできるエリアに店舗を集中的に展開した。

・各店の発注や入荷を物流センターに集める商品集荷方式。

・物流センターに発注品が入荷すると,すぐにそれを個々の店舗ごとに仕分けして配送するクロスドッキングが採用された。

これらにより、狭い範囲にたくさんの店舗を集中し、効率的な配送が可能になり大幅なコストダウンとEDLPを武器に小さな商圏で圧倒的なナンバー1の地位を確立していった。小さな商圏で店舗が飽和状態になったら別の小さな商圏に移り攻略する。これを繰り返してついには世界最大の売り上げを誇る企業にまで上り詰めました。

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メリット

①特定地域での認知度の向上

②広告戦略の効率化

③売上機会の損失回避

④配送の効率化

デメリット

①近隣チェーン店との顧客の奪い合い

②災害による被害の拡大

③特定地域の環境変化時のリスク

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